HSS型HSPの特徴 PR

HSS型HSPを知る

HSS型HSPを深く理解する

HSS型HSPとは、Highly Sensitive Person(HSP)の中でも、High Sensation Seeking(HSS)の特性を持つ特異なグループを指します。この章では、HSS型HSPの基本的な理解から、その特性が日常生活にどのように影響を与えるかを掘り下げていきます。

言葉の意味

HSS型HSPとは、エレイン・N・アーロン博士によって提唱された概念であり、感受性が非常に高い一方で、新しい経験や刺激を求める特性を持っています。これにより、彼らはユニークな課題に直面しますが、同時に世界を豊かに感じることができる能力を持っています。

生まれ持った神経システムの特徴

HSS型HSPの気質は生まれながらにして持っており、努力で変えることができない固有の特性です。これは彼らの強みでもあり、繊細さを活かして環境や他人の感情を敏感に感じ取ることができます。

HSPの特徴

HSS型HSPは、HSPの三つの主要な特徴、

  1. 刺激を受けやすい
  2. 共感力が強い
  3. 深く考える

を持っています。これにより、彼らは細かい変化やニュアンスを捉えることが得意であり、他者と深い繋がりを持つことができます。

HSSの特徴

HSS型HSPは、好奇心が強く、刺激を求める傾向があります。これは彼らの活力の源であり、新しい経験を通じて学び成長することを楽しんでいます。しかし、これが過度になると、過刺激となり疲れを引き起こすこともあります。

割合

HSPは20%。5人に1人と言われます。その中で刺激追求型のHSS型HSPは3割くらい。つまり全体の6%しかいないと言われます。

よって、自分の感覚を人に話しても、共感が得られないことが多いです。交流会に参加して初めて分かち合うことができたというような感想を言われる方もあるくらい。

反対に、今までは自分の気持ちを話しても分かってもらえないので、自分の気持ちを理解してもらおうという思いを遠い昔に置いてきたという人もあるくらいです。

矛盾する特徴

この二つの特性は相反することも多く、私たちは矛盾する感情や衝動に悩まされることがあります。例えば、

  • 新しいものが好きで飛びつくが、すぐに飽きてしまう
  • 外に出かけるのは好きだが、人混みや騒音などで帰ってからぐったりしてしまう
  • 周りからは明るく社交的で元気と言われるが、実はそうではない
  • 周りからは落ち着いていると言われるが、実は心の中で焦っている
  • 初対面で打ち解けるのは得意だが、だんだん疲れて距離ができる
  • 大胆な行動をとるわりに、些細なミスを引きずってしまう
  • 好奇心旺盛ではあるが、常にどこかで警戒している
  • 新しい経験を楽しみたい一方で、過度な刺激から遠ざかりたいと感じることがある
  • 変化を好む一方で、ルーティンや習慣を大切にする

これらのことは、HSS型HSPの特徴としてよくあることなのですが、私は自分がHSS型HSPであることを知らなかったので、自分の感情や衝動をコントロールできない弱い人間だと思っていました。

また、周りの人にも理解してもらえず、孤独感や不安感を抱えることもありました。

例えば、以下のようなことです。

  • 友人と楽しく遊んだ後、疲れて連絡を断ると、冷たいと思われる
  • 職場で積極的に仕事をこなすが、休憩時間に一人になりたいと思うと、仲間はずれにされる
  • パートナーとの関係で、愛情を求めるときと距離を置きたいときのギャップに苦しむ

これらのことは、HSS型HSPの方なら共感できることかもしれませんが、HSS型HSPでない人には理解しにくいことなのです。

そのため、HSS型HSPの方は、周りに合わせようとして自分を押し殺したり、自分の感情や欲求を表現することに罪悪感を感じたりすることがあります。

繊細さと好奇心旺盛を合わせ持つ才能

HSPとHSSの特徴を併せ持つことにより、人とは異なる才能を持っていることが多いです。HSS型HSPに天才が多いと言われます。

なぜなら感受性豊かで共感により相手の気持ちを受け取り、受け取った情報を深く処理する。さらに、好奇心旺盛なので、自ら新しい刺激を求めて行動に移せます。

HSPは内向的で大人しい人が多いですが、HSS型HSPは好奇心旺盛により行動に移しますので、それだけ多くの経験を積むことができます。

その経験を活かしてまた次の行動に移すことができるので、HSS型HSPはどんどん成長していきます。

成長する方向は、人それぞれなので、HSS型HSP同士でもすれ違いやタイプの違いに驚くこともしばしばです。交流会に参加する人の個性はとても豊かです。

ただし、その豊かな個性と成長スピードの速さに対して、ねたみを感じる人も多く、必要以上にマウントを取ってくる人や嫌がらせのようなことをしてくる人も、人間社会においては避けられない状況です。

そこにつまづき、違和感を感じて、悩んだ結果、精神的にダウンしてしまう人もあります。

HSS型HSP関連の書籍

HSS型HSPに特化した書籍はまだあまりありませんが、こちらの本で必要十分なのかもしれません。時田ひさこさんの本は他にもありますが、この1冊でHSS型HSPの理解は十分に深まると思います。

HSS型HSPに特化したものでなくても、HSP関連の書籍はたくさんあります。

HSS型HSPと言っても、HSPの特徴を持っているので、まずはHSPの特徴をしっかり理解することがHSS型HSPの理解を深めることになります。

HSPの理解を深めるための書籍はやはり武田友紀さんの本だと思います。特にこの2冊は読んで頂きたいと思います。

男性のHSP

私自身もそうですが、男性が繊細さんという言葉を聞くと、認めたくないものです。

なぜなら、繊細さは弱さや女性らしさと結びつけられがちだからです。しかし、それは大きな誤解です。繊細さは強みであり、男性にもあります。

世の中で繊細さんと言われる人たちは、女性向けの本が多いように思います。

しかし、それは出版業界の偏見や需要の問題であって、男性にHSPがいないということではありません。

実際には、HSPは人口の15~20%に存在し、男女比はほぼ同じだと言われています。つまり、男性もHSPである可能性は高いのです。

男性もHSPであることを認めることは、自分自身を理解し、自分の感受性を活かすことにつながります。

HSPは感情豊かで思いやりがあり、芸術的な才能や創造力が高い傾向があります。

また、細かいことに気づきやすく、分析力や洞察力にも優れています。

これらの特徴は、男性においても仕事や人間関係においても有利に働くことができます。

矛盾する二つの世界

HSS型HSPは、繊細さと刺激を求める心の間でバランスを取る必要があります。

この章では、私たちHSS型HSPが直面する矛盾する感情や衝動について詳しく探求し、そのバランスをとる方法について考察します。

何が悩みの元か

新しい経験を楽しみたい一方で、過度な刺激から遠ざかりたいと感じることがあります。人と交流することを楽しむ一方で、時間が経つと疲れを感じやすくなります。

具体的にはこのようなことで悩む人が多いと思います。

  • 独自な感性によって理解が得られず、孤独になりやすい
  • 刺激を求めて行動するが、疲れたり傷ついたりする
  • 明るく社交的な人に見られがちだが、実はそうではない
  • 新しいことに興味を持つが、すぐに飽きる
  • 行動力はあるが繊細な面があるため、鬱などのメンタル不調を起こしやすい
  • 何を考えているのか分からないと言われる

これらの悩みに対して、自分の特性を理解し、受け入れることが大切です。また、自分に合った環境や休息の方法を見つけることも重要です。

まずは知ることの大切さ

自分自身がHSS型HSPであることを理解し、受け入れることが重要です。この自覚は、自分自身の感じることや行動の背景を理解し、自分にとって最適な環境を整えるための第一歩となります。

https://hsshsp-chamomile.online/category/feature/

まとめ

HSS型HSPの理解を深めると、自分で自分を許せるようになり、気持ちが楽になります。今までの悩みはこれだったのかと納得ができます。

このブログではHSS型HSPの特徴をいろんな角度から取り上げていきたいと思います。